為替ニュートラルを考える

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資産は円貨オンリーという一本足で大丈夫か?

10回目の投稿で気づいたこと

 今回の投稿で10回目を迎えました。一応、毎日の投稿を目指していたので、初期マイルストーンとしては達成です。やれやれですが、次回の通過点は連続投稿30日です。続くかなぁ・・・

 正直、ブログって毎日継続する負荷が思っていた以上に高いですね。でも、書きたいことや考察したいことはまだまだ沢山あります。 書きながら、あちこちの調べ物や再確認をすることで、 自分自身の頭の整理や鍛錬としてもいい作業だと思います。PCを使う、ネットを使う、手を使う、頭を使う、文章を書く、構想を練る、言いたいことを整理する、無料写真を探す、データをEXCEL化する、絵を創る、初めてのWordpressに戸惑う、読み手の視線や関心を意識する、 Chrome・Firefox、Edgeなどで表示確認する、スマホ・タブレットでも確認する、 そして時間が足りない・・・いやぁ、、、ボケ防止に最適じゃないですか。

 会社としては、セカンドライフセミナーを二部構成にし、BLOG講座を開講するべきだと思います。 「さあ、ようやく、あなたの人生ですよ!、束縛されない人生のスタートですよ!時間は数万時間残ってますよ!奥さんに依存したらダメですよ!会社以外の人脈はありますか?」って言われても、ゴルフ以外に何をしてよいか分からず狼狽する社員に対し、これほどのデスクワーク、知的活動はないでしょう。自戒も含めて本当にそう思います。

邦貨のリスク

 さて、前回、子供達の資産の半分が外貨建てということを書きました。私たち夫婦の資産構成はまた記したいと思いますが、似たような割合です。

 下図は、某メガバンクの2019年12月の定期金利です。前回投稿したように、ネット銀行では2倍程度ありますが、それでも感覚的にはゼロに近いです。金利が1%程度あれば、10年複利で1割程度増えますが、 ここまで金利が低いと何年預けていても元利複利レバレッジは効かず増えません。10年後の物価はわかりませんが、10年後にこの元利では目減りや落胆を感じると思います。邦貨だけで寝かしておくことは減価リスクが心配です。

メガバンクの定期金利

 ファイナンスでは、割引率(Discount Rate)という概念があります。よくある事例では「1年後の100万円と今、手元にある100万円は同じ価値か?」という命題です。 わかりやすい図解説明がDiamond Onlineにあるのでリンクしておきます。 不確定要素のある将来の100万円は同じ価値ではないし、うまく運用すれば時間とお金がお金を生みます。見た目は元金が減らないのでNO RISKと思うと、価値毀損リスクが避けられません。

外貨の金利の意味するところ

 下図は、某ネット銀行の外貨定期の金利です。他の先進国は日本より良いとはいえ、たとえば、マレーシアでは定期金利水準は3%程度はあります。

外貨定期預金の金利

 預け入れ金利とは何を意味しているのでしょうか? 簡単に考えれば、お金を借りたい企業への貸し出し金利から儲けやコストを引いたものでしょう。今は貸し出しと預け入れ金利のスプレッドがほとんどないので金融機関は苦しいですね。貸出金利が不調なのはなぜでしょうね? 有望企業は 、銀行からDebtという借金で資金調達せずとも、市場や投資家から直接Equityという株式での調達ができます。まあ、そんな光る企業は少ないでしょうから、この国のビジネス全般に成長や熱がないので資金需要が乏しいのでしょう。

 またファイナンス思考的に、あれこれ夢想してみます。上図の外貨定期金利を国内定期金利の0.01%で割った倍率が下図です。為替による差益・差損は、株式投資での値上がりキャピタルゲイン、値下がりキャピタルロスのようなものでしょうか・・・。金利とは株式でいう配当性向にあたるかもしれません。まあ、国内企業においては配当性向に大小多寡あっても、さすがに35倍~180倍もの差があるような企業は存在しません。個人的には、円預金って、配当を出せない無配企業株を買うようなものかなぁ・・・と思っています。

外貨定期金利と邦貨定期金利との倍率

【余談】私も配当を出せない企業として東電株を保有しています。超安定企業で配当も確かでしたが、突然の3.11震災で売り抜けることができませんでした。今後、電力自由化での収益悪化、廃炉費用、莫大な補償などを考えると、おそらくTEPCOの新入社員が定年になるころでも復配はできないでしょう。他株の売却時の損益相殺用に放置してます。東京電力は私企業ですが、過去もこれからも国のエネルギー政策の体現企業として国とは表裏一体と思っています。私には日本国と東電が重なってみえます。

為替ニュートラル

 当家の資産割合は外貨比率が高いのですが、いつか円転して差益で稼ぎたいということではなく、本当に+-ゼロ、為替の変動があっても資産総額としてニュートラルでよいと考えています。旅行を通してみたとき、先進国の物価は本当に高いです。日本もインフレ目標設定しているのは自然だと思いますが、実需が喚起されず金利が追いつかない場合、蓄財している貨幣価値が毀損します。少子高齢化・生産性の低い日本に確かな安心感を持てないのです。実際、この20年、他の先進国の給与水準は上がっていますが、日本のサラリーマンは貧乏になっています。幾ばくかであっても、外貨と邦貨を持ち合えば、総額ではニュートラルに近くなると思っています。外貨は Resilienceのようなもの、非常用食料のような捉え方です。

 2018年12月時点で、日本人の1人あたりの借金は885万円だそうです。借金は減らず増えており、一方で人口は減ってるので、今後も「借金額/人」はどんどん増えるでしょう。資源大国のノルウェーは1人あたりの黒字が2000万円です。同じく資源大国のマレーシアには住民税・相続税・贈与税・消費税がありません。莫大な借金を抱えるため、ありとあらゆる局面で課税せざるをえない日本は資産の毀損リスクが高いですね。私としては、資産を日本円だけで持つのは怖い。

※ちなみに、知人の大学の先生は、余裕資金ができるたびに、ひたすら金地金を買ってます。彼いわく、外貨といえどもその国家の信用に基づく仮想的な価値なので信用しない。何をおいても「現物崇拝」だそうです。マイナンバー施行により、口座残高を補足されないようタンス預金が増えてると聞きます。知人の場合は、タンス金塊ですかね。

 富裕層であれば、いろいろな手が打てると思います。資産を世界に分散させ、政変や自然災害、経済変化に対して、弾力性を確保することができるでしょう。また、どこの国でも税制はよく変わりますので、世界には歪みや合法的抜け道が発生します。そういうメリットも享受できるでしょう。本人ごと移住して根こそぎのキャイタルフライトも可能です。また考察します。

※上記内容は私個人の見解と思惑に過ぎません。  [Finchley 0010]

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