子供が小遣い10万もったら貯金させず運用を

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日本では、お金のことは誰がいつ教えるのだろう?

家族全員での資産分散という方針

 前回、投稿したように、私はしがない非金融のサラリーマン、家内は専業主婦ですが、当家では私だけに資産が偏らないよう、長期間かけて資産を家族全員に分散させてきました。時折、書いたように、凡人の武器は時間しかないと思いますし、子供達は小学校入学から大学院卒業までには20年程度の時間があります。この間、毎月のお小遣い、お年玉、お盆玉、祖父母や親戚からの各機会における祝い金、学資保険、アルバイト、仕送りのセーブなど、種銭はそこそこあります。 実際、少子時代なので、親以外に4人の祖父母、叔父叔母などポケットは多くて羨ましい世代です。

 家内に渡す生活経費と同様に、必要な経費はできるだけ私が払い、子供達がもらったお金はできるだけ使わせない方針でした。方針は各家庭でいろいろで「子供には小遣いを貯めさせ、自分で欲しいものを買わせる」という家庭方針も立派だと思います。当家は「必要なものは父親が出す、各自がもらったものは運用に回そう」という方針でした。ただ、その後、村上ファンドの村上氏の本を読み、仰け反った記憶があります。いやはや弩級!!!

村上世彰氏小学3年生の頃から株取引を開始。父親が小遣い制をやめ、大学までの軍資金として100万円を渡したという。そして大学卒業時に運用残は1億円を超えた。進学先は東大。高級マンションからポルシェで通学・・・と すべて規格外

子供達のポートフォリオ

 多少の差はありますが、子供達2人の資産ポートフォリオは、邦貨:外貨:株式=1:2:1の割合です。子供たちは村上氏ほどの才覚も嗅覚もありませんし、受験勉強もあるので高校までのリスク商品は外貨でした。小学校時代から英語に注力していたこともあり、外貨は海外への関心惹起の一端でもあり、株式投資は大学生になってからです。

 子供達がリタイアするまには今から40年も持ち時間があります。その間、日本は少子高齢化で未曾有宇の逆人口ピラミッドとなるでしょう。人口オーナス&高齢化となった国では競争力が失われますので通貨価値は相対的に弱まるはず。また、天文学的な国の借金棒引きするにはハイパーインフレ≒単位価値の値下がりしかないでしょう。すでに先進国の中で日本は相当に物価が安い国となってしまっていますが、この先も円貨が弱る蓋然性は高いとみており、外貨を分散所持することで円資産の毀損には一定の歯止めがかかると思っています。個別企業の業績をあらわす株式とちがって、外貨の動きは大きくは数年単位のため、定見さえしっかり持っていれば、長期ほったらかし投資には向いていると思います。外貨についての思索は、また投稿するつもりです。

子供たちの資産ポートフォリオ

お金の教育なんてできない。運用を経験させるしかない

 簿記で仕分けを学べばお金儲けがうまくなるわけではありません。証券口座を持てば、B/S、P/L、PBR、PERなど数字は瞬時に分かりますが、何を買えばよいのかは分かりません。お金のリテラシーを養うには、座学では足りず運用経験しかないと思います。株の損も大事に至らなければ貴重な体験です。大人にとって1万円の運用損は些末な額ですが、子供にとって1万円は東京ディズニーランドの入場券より高く、授業料としてはインパクト大です。日経新聞なんぞ強制しても読むわけがないけど、運用しだすと、摘まみ読みはするようになります。

 ただ、それでも学生では産業界のことには疎く、売れそうなTVゲームの会社とか、塾の運営企業などの銘柄を選好しがちでした。また、取引額も単位株程度の少額で、ちょっとでも値上がりするとすぐに利確しがちですが、経験値のためであり大火傷しないのがよいと思います。※口座開設には年齢条件などありますが、実際に開設しなくとも運用体験は工夫次第で可能でしょう。

 よく、子供達には無駄遣いをさせないよう「もらったお小遣いは、銀行に預けなさい!」とありますが、どうなんでしょう。子供達は人的資本の塊です。当座、使わない金融資本ではリスクをとれるはずです。例えば、小学生がお年玉の10万円を定期口座に預けても1年後の金利は10円です。大学卒業時まで20年預けても金利は数百円です。現金で持っていると無駄遣いするから隔離しているだけ、とりあげているだけ、思考停止です。逆に「学習・経験・世の中を知ろうとする目」という付加価値や学習機会を奪っていて、これこそリスクだと思います。そんなことを小さい頃から刷り込むから、お金が寝てしまう。逆に人的資本のなくなった定年退職者が退職金という金融資産で稼ごうとして火傷する。

2019年12月28日
三菱UFJ銀行 円預金金利 スーパー定期  年0.010%
三井住友銀行 円預金金利 スーパー定期 年0.010%
住信SBIネット銀行 円定期預金 年0.020%

 証券取引には銀行が必要です。その銀行にしても、メガバンク、地銀信金、ネット銀行、どの銀行を使うかは、子供に選択させるのがお勧めです。なぜ、同じ銀行業なのに、定期預金の金利に2倍の差があるのか?ネット銀行の支店は駅前にないのか?などなど、実際に金利表を観ることで子供は考えるようになります。同じ商品(定期金利)に価格差が100%もあり、それでも裁定収束しないのは、なかなか独特な世界だと思います。

※上記内容は私個人の見解と思惑にすぎません。  [Finchley 0009]

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