リタイア準備は、資産棚卸しよりも今後のキャッシュフロー認識

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現状B/Sはすぐわかる。重要なのは将来予測

早期リタイアを強く意識してからもう30年

 自己紹介にも書きましたが、米国に留学したのですが、その時に出会った海外移住者の眩しい生き方、力強い精神に強く惹かれ、これまでアーリーリタイアを何度も考えてきました。自分でいうのも何ですが、そのときから、できるだけ、割り切った合理的な考え方、目的指向、忖度しない方針で生きてきたとは思います。

資産は現時点の保有高だけではなく、今後の予測こそ大事

 現在の保有資産のバランスシートB/Sは、すぐに把握できると思います。通帳の残高、保有証券の現在価値、外貨の邦貨換算値、手元現金ぐらいなので、1時間もあれば、最新データに洗い替えることは可能でしょう。専用マネーツールを使っている方は、オンラインで最新数値も拾えるはずです。しかし、ファイナンス思考的では、やっぱり今からをどう観るか?です。

 さて、割と多くの会社では、50歳とか55歳くらいになると、リタイア後のあれこれを指南してくれる「セカンドライフセミナー」等に強制参加させられると思います。何年か前に、私も家内といっしょに夫婦で呼ばれました。年齢、家族構成、予定される退職金、もらえる年金、健康保険料など、各個人の状況に合わせて、親切丁寧ながらも、ドライな数字を突きつけられます。

 この手の講習の中身は、世の中の仕組みや税制を改めて再確認することになり、結構役立ちます。正直、結婚した頃に開催してほしかったぐらい。また、配布される「キャッシュフローモデルの雛形」は非常に有益です。今からの第二の人生年表、予実計画書ですね。セミナーで貰うCFMは汎用性のある簡易版なので、自分の資産等にあわせて追加修正し、思いつく限り、仮説でよいので「金の出入」を書き込むことが大事でしょう。もし、キャッシュフローモデルを作っていないなら、是非、一度、数字を洗い出し、プロットされることをお勧めいたします。特にリタイア後の収入源は限定的ですので洗い出しはそう難しくはないはずです。

 参考までに、私の定年後を想定した雛形は下記図です。あれこれ項目を細かく分けてシミュレーションできるようにしています。さらにジャネー年数(別記事参照)の欄などもつけています。お子さんがいる方は学齢期の費用や、この後、結婚などライフイベントの出費も小さくないでしょう。株益は分離課税ですが、配当の厚みもみて、どの株をいつ売却するか?損益通算できないNISAを満期までにどうするか?など、私などもあれこれ考えることが多い。

今後のキャッシュフローモデル

年金頼みの中、税や保険負担の重さを認識すること

  橘玲氏をご存じでしょうか?「言ってはいけない~~」本がよく売れてた作家ですが、もともと、投資やお金関係の書物も多い作家です。氏の書籍に出てくる言葉に (1)金融資産、(2)人的資本、(3)社会資本があります。定年後は人的資本は稼働しないので、「入る金」は増えません。だから定年までに金利を産む金融資産を増やしておくか、逆に定年後は出て行く金の推量が大事です。入るを増やすことは難しいので、出るを制する、です。

 もちろん、個人により支出額は変動しますが、EXCELシートには、税金や社会保険料の欄を忘れずに記載すべきでしょう。将来の自分の医療費は未知数ですが、税額や社会保険料だけは書き出すと、びっくりするぐらい負担感あります。サラリーマン時代は源泉されて終わりだったので無頓着でしたが、商売は税対策で決まるというのは真実だと思います。ちなみに、私は、「収入の部」の内訳に租税等を含めて書くようにしています。「支出の部」には自分の意思や裁量でコントロールできるものを書いてます。いかに所得を期間通して分散させ合法的に税率をうまく考えるか?今後の私のテーマでもあります。

※上記内容は私個人の理解や見解にすぎません  [Finchley 0002]

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