英語のビジネス商機は日本語の8倍?それとも70倍?

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英語のビジネスバリューを仮説をたて SNSライクに 思索すると…

 今回は、英語についてああだこうだと思索します。

ビジネスで使える英語とは「普通に会社でやってること」と同じ

 教育制度がこれほど整っていて勤勉な日本人にとって、どうしても払拭しきれないビジネス上の不利が英語でしょう。英語は単に言葉ではなくツールです。文化であり、思考方法であり、そして商いのルールでもあり、英語圏の人々は圧倒的に有利です。

 英語をビジネスで使えるということは、どういう感じなのでしょうか? 旅行先で買い物交渉ができるレベルではなく、いつも毎日、会社でやってることが英語で出来るということでしょう。我々は日常的に、Word、Excel、PowerPointで資料を山ほど作り、それを添付ファイルとして毎日のように誰かに送付し、同じように受信し、ファイルを開いて考え、そして返信します。時折、プレゼンもさせられ、鋭いQAにも臨みます。これと同じことを同じ時間で英語で遂行するということです。まさに読み書きすべてです。英語圏の人々は、世界中の相手が頑張って母国語で応対してくれるので楽ですよね。

 著名コンサルタント大前研一氏のススメの「ビジネスマンの三種の神器」とは、IT✕英語✕ファイナンスです。英語ができると日本人としてはビジネスチャンスが広がるのでしょうが、詰まるところ、ようやく英語圏の人たちと互角になるに過ぎません。英語圏の人にとっては、最初から二種の神器で事足りますから、我々が英語習得に費やす時間を他に使えますし、日本人は英語習得に相当な時間を要し最初から不利ですよね。

英語を学ぶ経済合理性

 英語ができると年収が平均して百万円以上高いとか、転職の成功率が数割アップすることは統計的に示されています。「英語 年収」等で検索すれば転職エージェントのWEBなどで、統計がいくつも出てきます。逆にいえば、この日本にあっては、英語ができるだけで他のどんな能力よりも(過大?)評価されやすいのでしょう。私の会社でも、実はYESです。純粋な仕事能力とは切り離し、英語ができるというだけで機会を与えられる社員はいます。生涯賃金や経験値を積む機会という面で相当な差を生む可能性は真実だと思います

 お子さんを持つ親御さんとしても、学生時代に英語力を具備させることは将来投資として有利だと思います。どれほど数学をやっても経済的リターンは不明ですが、英語だけは割と取りっぱぐれないと思います。当家の場合も、英語教育には数百万円はかけましたが、英語は受験でも当たり外れのない科目で確実にスコアが取れました。早々と英語が仕上がっていたので、受験勉強では英語に時間をほとんど割かず、他の教科に投入できたことは大きかったです。英語圏人が英語習得に時間不要なのと同じですね。

上位34言語の人口比率

 下図の円グラフは、WIKIPEDIAにある List of languages by total number of speakers Ethnologue (2019, 22nd edition) にあるデータを使ってグラフ化しました。世界の上位34言語を使える人口比率です。日本語言語圏の人口:英語言語圏の人口 は2:17となりますが、どう思われますか? 確かに人口比は8倍程度の差しかないのかもしれませんが、言語価値やビジネスチャンスを考えると、なんとなく腑に落ちません。

Population of languages by total number of speakers

商機の比率としてSNS的に考察してみると…(これも1つの仮説)

 言語価値を「使う人口比率」で考えると見誤ると思います。言語は、LineのようなSNSと同じで、「利用者が2倍=価値も2倍」ではないでしょう。言語圏とは、お互いが出会いを求めるマーケットのようなものであり、商売の機会、恋愛チャンスそのものでしょう。相対(Bilateral)関係「自分:相手」を「一組での商機」と考えると、中高校の数学の組み合わせ問題で、m人の中から2名を取り出すの組み合わせ数は、

M人の中から2人を選ぶ組み合わせ数

 日本語言語圏の価値:英語言語圏の価値を「2人の組み合わせ数≒チャンス数」という仮説で試算すると、 相対的には下図の円グラフとなります。英語ができると世界の言語価値の1/3、 北京官話 ができると1/3 、日本語と英語の価値の差は8倍程度ではなく70倍以上になります。実際に、世界には数千の言語があると言われていますが、これぐらいなら納得感があるかもしれません。 私自身、英語で苦労した経験と英語だから知り得た世界があったため、子供たちには「英語の価値は日本語の100倍」と教えてきました。あながち大外れでなかったかもと思います。

SNS的な仮説に基づく言語価値の総体図

 今後、英語と中国語が両方できれば、ビジネスでは、ほぼ無敵でしょうね。、米国人の著名投資家ジムロジャーズもその一人で、彼は米国地元で愛娘に中国語を学ばせたがうまくいかず、2007年に家族とシンガポールに移住しています。今は、商売に敏い膨大な中国人が英語を熱心に学んでいるそうです。

 さすがにシンガポールは物価が高いので、他国ではフィリピンセブ島、マレーシアには留学している韓国人母子も多いし、英語学校も韓国人経営が多いそうです。世界では、子供に賭ける「孟母三遷」は現代でも生きてますね。 WIKIによると、北朝鮮あわせて7700万人 の韓国語は21位、人口比率ではわずか1%程度です。自国市場に拘っていては機会がないため、子供に英語を具備させる執念と実行力は立派だと思います。日本は1.2億人もの市場があるため、グローバル化に関心が薄いまま「ゆで蛙」はすでにかなり煮上がっているかもしれません。英語は広大な市場を渡り歩くツールそのものであり、大海へ出るチケット「Possibility」です。 大学入試の英語民間試験で揉めてて大丈夫でしょうか。

※上記内容は私個人の見解であり思索にすぎません。  [Finchley 0017]

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