クラウドSIMよりさらに便利なeSIMが凄い! 海外渡航時のSIMの面倒がすっかり雲散霧消

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eSIM時代になると日本にいながら海外携帯キャリアも選択肢かも

 先月、家内と次男が欧州旅行に行ったのですが、iPhoneで使った「eSIM」が想像以上に素晴らしく超便利だったので、備忘録として投稿します。

海外WiFiルーターのレンタル時代

 これまで海外に行くときの面倒は、スマホやタブレット用のデータ回線の確保でした。 2年前までは、毎回、海外で使えるWiFIモデムをレンタルし、宅配や空港渡し返しで使っていました。

海外WIFIモデムレンタル業者リスト

 しかし、宅配便代金や盗難故障保険代などもいれると結構高いんですよね。また、渡航するたびに借りて返す手間も面倒。いっそ、ハンドセット(機材)を買った方がいいだろうということで、SIMフリーのWiFiルーターをいろいろ比較してました。ただ、いくらSIMフリーのハンドセットを持ってても、結局は現地で使えるSIMが必要です。空港到着後、現地で運良く店が開いていれば買えますし、心配なら事前にネットで買っていくか、どちらにしても渡航先で使えるプリペイドSIMを買い求める必要がありました。

SIMフリーハンドセット本体価格
出典:カカクコムサイト

クラウドSIMがとても便利だった時代

  2年前の当時、あれこれ考えていたのですが、結局、物理的な現地SIMを買い探さなくてもすむクラウドSIMタイプ、GlocalMeのG3とU2を、アマゾンジャパンで買いました。GlocalMeは1台でモバイル機器5台までを同時にWiFi接続できますが、所詮、無線LANの届く距離はせいぜい20m程度です。旅先で1台では、持ってる人がトイレにでもいって離れると繋がらなくなり不便でした。ということで、ハンドセットは、GlocalmeのU2とG3の2台を買った次第です。

GlocalMeハンドセット

クラウドSIMとは、最初からバーチャルなSIM(≒eSIM?)が装着されているハンドセットです。必要となる「渡航先✕利用期間✕データ量」を、いつでもどこでもオンラインで購入すると、その瞬間から現地で使えるWiFiモデムとなります。SIMの抜き差しは不要です。これまで借りていた海外WiFiレンタル機器も、毎回、GlocalMeのG3だったので、同じ方式でデータチャージして貸し出しているのかもしれませんね。ビジネススキームとしてはeSIMを活用したレンタル商売ですね。GlocalMeの場合、物理SIMも1枚刺さるので、現地の格安プリペイドSIMを購入して利用することも可能です。基本的にG3とU2の違いはなく、G3はモバイルバッテリー兼用になっており重たいだけです。ちなみにAmazonでは、最初からデータがバンドルされたお得ハンドセットが売ってます

GlocalMeデータパッケージ
出典:GlocalMeサイト

圧倒的なお手軽さのeSIM、もう戻れない…

 ただ、GlocalMeといえどもWiFiモデムなので、スマホと併せて持ち歩く必要もありますし、充電も必要となり面倒はありました。そこで今回、下記構成で使ってみました。

  • 男のiPhone X用には、UKのThreeのプリペイドSIM(渡航前にアマゾンジャパンで購入)
  • 家内のiPhone Xs MAXには、TruphoneのeSIM(アプリをインスールしてそのままデータ購入)

 これまで日本で発売されているスマホの場合、多くはSIMは1枚しか刺さりませんが、通常、海外スマホでは、SIMが2枚刺さるものもあります。中国や米国など国土が広い場合、ローミングが発生することもありますので、移動の多い人は、現地キャリアを2つ契約しSIMを使い分けています。

 iPhone の場合、XR以降は、デュアルSIMとなりました。1枚は通常のnano-SIMで、内蔵の2枚目はeSIMになっています。埋め込み型SIM、利用者からみると仮想バーチャルSIMで、これが素晴らしく便利です。スマホに選んだキャリアのアプリをインストールし、例えば、「3GB✕1ヶ月✕ヨーロッパ」とかをクレジットカード決済すれば完了でアンテナマークが2つ表示されます。現地について、主回線をeSIM側に変更すれば、即、データ通信が可能となります。

 また、渡航先でどのキャリアプロバイダーが、どのようなパッケージを出しているかは esimdbで調べれば簡単です。ドコモの出資先も出ています。

esimdbにおける欧州データパッケージプラン
出典:esimdbサイト

レンタルWiFiビジネス、キャリアビジネスの将来って?

 スマホやタブレット本体も、物理SIMのスロットをわざわざ設けなくても、eSIMだけ搭載すれば製造コストは下がるでしょう。SIMを外して入れ替える作業も不要になるでしょうし、 SIMロックって死語になるかもしれませんね。オンラインでその場でデータパッケージをクレジット決済すれば自分のスマホが世界中のどこでも使えるので、WiFiモデムレンタルというビジネスが存続するかも微妙です。

 ネットには裏技紹介もあり、香港キャリアのeSIMデータパッケージは、エリアとして日本も含まれ、短期間ならドコモやAUより安いそうです。将来、日本にいても海外キャリアと主契約するほうが安い時代がくるかもしれません。国内メガキャリアは、インフラ回線貸し・土管貸しに陥らないよう、コンテンツビジネス、キャッシュレス決済サービス、IoTなどの付加価値路線を加速でしょう。デジタル系のコモデティビジネスって、差別化が国を超えて難しくなりそうです。

※上記内容は私個人の見解であり思索にすぎません。  [Finchley 0019]

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