スマートリモコンを応用し、実家の見護りシステムを運用費ゼロで実現したい

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家電の操作履歴や人感センサーが、見護りサービスにも使えそう

 昨日に続き、SwitchBot HUB を数日間、利用してみての感想です。数千円の投資で、リビングエアコンが遠隔操作できるようになったのは便利です。機種によっては履歴や人感センサーも内蔵しているので、実家の安否確認もランニングコストなしで実現できると思います。リタイア層としては、毎回わざわざ電話せずとも、そっといつでも離れた親の行動確認ができると助かります。

スマートリモコンは、日本の家電をネット接続するブリッジ役

 スマートリモコンは「赤外線を出す箱」ですので、家電リモコンの代わりとなります。また無線LANに接続するのでスマホとも繋がります。既存の機材(緑文字)の間にはいって、仲介するブリッジ役(青文字)といえます。

 スマホ → 【専用クラウド】  ← 家の無線LAN親機 ← 【スマートリモコン】 → 家電

 日本の家電は まだまだ ネット機能が多くなく、家庭内LANに繋がるものは少ないです。NetflixやYoutubeの機能を内蔵してるテレビぐらいでしょうか。ネット冷蔵庫もありますが買った人は多くないと思います。エアコン・照明器具・加湿器などリビングにある白モノの多くはLANに繋がらず、操作は赤外線リモコンです。逆に日本では多くの家電にリモコンがついており、こんなものにまでリモコンがついてる!という感じです。

 スマートリモコンを使えば、高価なネット家電を買わなくても、数千円の投資で擬似的にネット接続が可能となります。擬似的というのは、家電側のデータをフィードバックすることができないからです。あくまでもリモコン側から家電に指示を一方的に送るにすぎません。家電の状態をスマホ側で知ることはできません。しかし、温度や湿度センサーを内包しているスマートリモコンもあり、室温を知るなどは可能です。

大きな利点は、設置と設定が非常に簡単なこと

 これまで、家庭内LANにつながれた機器に対し、宅外からアクセスできるようにするには、非常に面倒がありました。 家庭内に侵入されないよう、セキュリティ対策が大変でしたが、スマートリモコンはこの問題を気にしなくてよさそうです。

LAN接続がWiFi

 SwitchBot HUB の場合、家庭内LANに接続するためにWiFiを使います。ちょっと面倒なBluetooth接続は不要です。距離もWiFiならそこそこ飛びますので、無線LAN親機との距離問題もありませんでした。

無線LAN親機の設定が不要

 無線LAN親機は、WAN側で公衆プロバイダーと接続していますので、ファイアーウォール(防火壁)の機能を果たしています。これまで宅内の家電(HDDレコーダー)やWEB/FTPサーバーを外からアクセスできるよう設定するのはやっかいでした。PORTに穴を開けたり、アクセスできる経路に制限をかけたり、固定IPアドレスを要したり、通過させるプロトコルを限定したり、たまにログをみて不正アクセスがされていないかを確認したり・・・。 SwitchBot HUB の場合、 特別な追加設定をしなくとも、 自宅のFirewallを跨いで宅外のスマホから利用できます

 通常は Firewall があるので、そのままでは宅外から宅内にあるSwitchBotに操作信号が送れません。おそらく宅内のHUBからクラウド上の自分のアカウントを常時、見に行ってる (polling) と推察します。通信データ量はしれているでしょうが、サービサーのクラウド側のセキュリティは気になります。万が一、クラウド側に侵入されて誤った操作指示を与えられれば、家電はそのとおりに操作されてしまいますので、登録する家電は影響の限定されるものにすべきでしょう。

次は、運用コストゼロで「実家の見守り」を実現したい

 Alexaの音声操作や家電リモコンの操作履歴をみれば、プライバシーをあまり侵害せず、親の行動状態を推測できます。人感・照度センサーやドアの開閉回数も使えそうです。業者の見守りサービスを契約すると月額数百円がかかりますが、実家の家電の操作状態やセンサー情報を応用すればランニングコストなしで可能だと思います。ある一定時間、動きがないとアラートをスマホに出せればMuch Betterです。

今後の家電リモコン進化の考察

AIスピーカーとの融合・アプリ化

 別の部屋にはGoogle Home を使っていますので、その室内の家電は同様に操作できます。ただし、赤外線リモコンは室内しか届きませんので、別の部屋では追加HUBが必要となります。この手の問題解消には、AIスピーカーそのものが赤外線リモコン機能を内蔵することでしょう。小さな液晶画面をつけるよりも、赤外線機能を搭載してほしいですね。赤外線デバイスの部品単価だけなら小銭程度です。

 いまどきの家電の赤外線リモコンはボタンだらけで、使わないボタン、知らないボタンもついています。これってガラケー時代のボタンと同じですね。リモコン機能のアプリを提供していただければ、遠隔操作できる機能が劇的に高度化します。

家庭のセキュリティサービスの高度化、コスト低廉化

 これまでスマートホームXXXとして売っていた商品も変わるかもしれません。たとえば、外出先からスマホで来客応対できるインターフォンがありますが、ネットに繋がるインターフォンの中身は、Facetime、Skype、Zoom等であってもいいと思います。来客時が門扉のボタンをおせば、どこにいてもFacetimeの呼び出しが鳴るイメージです。インターフォンって、カメラとマイクが構成要素のTV電話なので、殻や形はインターフォンであっても中身はスマホの汎用アプリに収斂していくかもしれません。

 私の家や実家のインターフォンは来訪者を録画する機能があるのですが、泥棒が宅内侵入した場合、SDカードを抜いて持ち去れば終わりです。しかし、来訪者の動画は直にクラウドに保管できれば安心ですしSDカードの容量を気にすることも不要です。実家への来訪者も遠隔で確認できます。今後のセキュリティ家電、監視系の映像機器の中身は、クラウドを軸にした蓄積・監視・検出・アラート機能に寄っていくのではないでしょうか。

 日本の家電メーカーは、素晴らしいデバイスを作りますが、 つらつらと考えますと、家電がネットに繋がれば繋がるほど、標準的なプラットフォーマーに握られるような気がします。

※上記内容は私個人の見解であり思索にすぎません。  [Finchley 0024]

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